月別アーカイブ: 2021年11月

今日の建築家⑤

【今日の建築家】

坂 茂


東京都出身
高校時代に建築雑誌で見たアメリカの建築家ジョン・ヘイダックやヘイダックが教えるニューヨークのクーパー・ユニオン(大学)に憧れを抱く。その後19歳で渡米し、南カリフォルニア建築大学へ入学後、クーパー・ユニオンへ編入。在学中に磯崎 新アトリエに1年だけ在籍した後、クーパー・ユニオンへ戻り建築学部を卒業。

アメリカで学んだ彼の建築は、紙管やコンテナなどを利用した建築や災害活動で知られている。

「富士山世界遺産センター」
木格子の外壁を持つ「逆さ富士」形の建物が全面の水盤に映り込むと、富士山の姿が現れる。内部は1〜5階まで緩やかな螺旋スロープになっており、登りながら展示を鑑賞することで疑似登山体験ができる。

「紙の協会」
ニュージーランド・クライストチャーチにある大聖堂が2011年の地震により半壊してしまった為、仮説として建てられた大聖堂。大小様々な筒状の紙で主要部分が作られている。屋根部分をはじめ、祭壇や十字架も全て筒状の紙で作られている。

「ポンピドーセンターメス」
パリの近代美術館。坂 茂とフランス人建築家ジャン・ドゥ・ガスティーヌの共同設計により建てられたポンピドーセンターの分館。中国の竹製帽子をモチーフにデザインした、うねった白い屋根が特徴。
メッシュ状の屋根構造は、コンピューターにより複雑な構造解析によって設計されている。

今日の建築家④

[今日の建築家]

丹下 健三 (たんげ けんぞう)

大阪府出身
東京帝国大学  工学部  建築学科を卒業。

ル・コルビュジェに傾倒し、
その教え子である前川 國男の建築事務所に入ります。

 

日本では、「世界のタンゲ」と言われたように、
日本人建築家として最も早く日本国外でも活躍し、
認知された1人。

第二次世界大戦復興後から高度経済成長期にかけて、
多くの国家プロジェクトを手がけています。
磯崎  新、黒川  紀章、槇  文彦、谷口  吉生などの
世界的建築家を育成しました。

 

[香川県庁舎]

1958年に丹下健三が設計した建物で、初期の代表作の1つ。
高層棟と低層棟からなる建物です。
高層棟では、伝統的な木造建築の構造を
コンクリートの柱と梁で表現しています。

 

[東京カテドラル聖マリア大聖堂]

8枚のシェル構造の外壁によって成り立っているのが特徴です。

上空に伸びる8枚のシェルは、頂上部で十字架を
形づくっている現代的な現代的な構造技術を用いています。

また、内部はコンクリート打ちっ放しに
トップライトの光で、迫力のある空間となっています。

 

[広島平和記念資料館]

コンクリート打ちっ放しのピロティが特徴の建物です。
慰霊碑や広場、原爆ドームと共に意図的に
一直線上に並べられており、ピロティから
慰霊碑や原爆ドームが見えます。