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今日の建築家⑤

【今日の建築家】

坂 茂


東京都出身
高校時代に建築雑誌で見たアメリカの建築家ジョン・ヘイダックやヘイダックが教えるニューヨークのクーパー・ユニオン(大学)に憧れを抱く。その後19歳で渡米し、南カリフォルニア建築大学へ入学後、クーパー・ユニオンへ編入。在学中に磯崎 新アトリエに1年だけ在籍した後、クーパー・ユニオンへ戻り建築学部を卒業。

アメリカで学んだ彼の建築は、紙管やコンテナなどを利用した建築や災害活動で知られている。

「富士山世界遺産センター」
木格子の外壁を持つ「逆さ富士」形の建物が全面の水盤に映り込むと、富士山の姿が現れる。内部は1〜5階まで緩やかな螺旋スロープになっており、登りながら展示を鑑賞することで疑似登山体験ができる。

「紙の協会」
ニュージーランド・クライストチャーチにある大聖堂が2011年の地震により半壊してしまった為、仮説として建てられた大聖堂。大小様々な筒状の紙で主要部分が作られている。屋根部分をはじめ、祭壇や十字架も全て筒状の紙で作られている。

「ポンピドーセンターメス」
パリの近代美術館。坂 茂とフランス人建築家ジャン・ドゥ・ガスティーヌの共同設計により建てられたポンピドーセンターの分館。中国の竹製帽子をモチーフにデザインした、うねった白い屋根が特徴。
メッシュ状の屋根構造は、コンピューターにより複雑な構造解析によって設計されている。

今日の建築家③

【今日の建築家】

平田晃久

先日名工大で講演された平田晃弘さん。
生態系につながるような建築の概念を”からまりしろ”という言葉で捉えてます。子持ち昆布を例にすると、海藻が魚卵の・海底が海藻の、”からまりしろ”となり階層構造をなしています。
また、多様な人々が集う場所として”ひだ”をキーワードとしてあげており、生態系では平面が折り曲げられた”ひだ”が多いほど多様な生物が住まうように、”ひだ”を拡大して建築にしています。

大阪府出身
京都大学・大学院を卒業され、伊東豊雄建築設計事務所勤務後に独立。現在は出身校の京都大学教授です。平田晃久設計のカプセルホテルの1つが大阪にあり、大型看板を活用した建築となっています。

 

「Tree-ness House」
東京にある住宅・ギャラリーからなる複合ビル。
樹木の幹・枝・葉のように、ボックス・ひだ状の窓・植栽を階層的に組み合わせることで、樹木が空中に現れる領域をつくり内外の境界を曖昧にした建築です。人のためのやどりしろとも言えます。

 

「太田市美術館・図書館」
この建築は、5個の鉄筋コンクリート構造の箱と、その周りを回るスロープによってできています。箱の上にはたっぷりと土を入れ、緑を植えます。その結果全体としては建物と緑、人工と自然が混ざり合う丘のような風景が生まれます。

今日の建築家①

【今日の建築家】
隈研吾

神奈川県横浜市出身
隈研吾さんは、木材を使って”和”を感じさせる建築が特徴のひとつです。

「根津美術館」
エントランスを潜るとまず、竹林を思わせる軒下の小道が現れます。本館には、和風日本家屋を思わせる大屋根がかけられ、随所に”和”を感じさせる工夫がなされています。

「WE Hotel Toya」
洞爺湖のほとりにあった老人ホームを、隈研吾氏がスタイリッシュなホテルに生まれ変わらせました。ホテル内のレストランは、プリーツ加工が施された布によって、洞窟のような不思議な空間が創り出されています。

【おまけ】
「新風館」
再開発により、2020年に生まれ変わった新風館。訪れた際には、建築物を形成している素材・庭・アートにぜひ注目してください。

「COCON KARASUMA」
テラスには木のパネルの重なりで作られたWOOD-CLOUD、斜めに重なる木で作られた階段、雲を浮かべたような照明など、随所に木の動きを感じられる施設です。