今日の建築家③

【今日の建築家】

平田晃久

先日名工大で講演された平田晃弘さん。
生態系につながるような建築の概念を”からまりしろ”という言葉で捉えてます。子持ち昆布を例にすると、海藻が魚卵の・海底が海藻の、”からまりしろ”となり階層構造をなしています。
また、多様な人々が集う場所として”ひだ”をキーワードとしてあげており、生態系では平面が折り曲げられた”ひだ”が多いほど多様な生物が住まうように、”ひだ”を拡大して建築にしています。

大阪府出身
京都大学・大学院を卒業され、伊東豊雄建築設計事務所勤務後に独立。現在は出身校の京都大学教授です。平田晃久設計のカプセルホテルの1つが大阪にあり、大型看板を活用した建築となっています。

 

「Tree-ness House」
東京にある住宅・ギャラリーからなる複合ビル。
樹木の幹・枝・葉のように、ボックス・ひだ状の窓・植栽を階層的に組み合わせることで、樹木が空中に現れる領域をつくり内外の境界を曖昧にした建築です。人のためのやどりしろとも言えます。

 

「太田市美術館・図書館」
この建築は、5個の鉄筋コンクリート構造の箱と、その周りを回るスロープによってできています。箱の上にはたっぷりと土を入れ、緑を植えます。その結果全体としては建物と緑、人工と自然が混ざり合う丘のような風景が生まれます。