今日の建築家②

[今日の建築家]

ルイス・バラガン (Luis Barragan)

メキシコ、ハリスコ州出身。
独学で建築を学び、彼は設計図を書かず、
イメージでスケッチを書き、
それをアシスタントが図面化して建てたと言われています。

 

「サテライトタワー」

メキシコシティのランドマークにもなっているサテライトタワーは、
1957年に作られた作品です。
5本の塔で構成された不規則な塔は、見る位置や角度によって塔数が違うように見えたり、面や鋭角に見えます。
車で塔の周りを走り抜けることを想定して計算されているため、
塔の方が動いているような錯覚にさせます。

 

「ルイス・バラガン邸」

2004年に世界遺産に登録され、
彼自身の終の住処ともなった自宅です。
メキシコ伝統の閉じた住宅や、独特の色使いを愛しました。
彼はメキシコで生きる縁も大切にしており、
写真は建築家の安藤忠雄が「光の教会」で
インスパイアを受けたとも言われる自宅の空間です。

 

「ヒラルディ邸」

ルイス・バラガン最後の作品です。
この建築は「ルイス・バラガンの最高傑作」という人も多く、
世界遺産にも登録されています。

簡素で幾何学的なモダニズム建築の中に、
水・太陽の光・ピンク・黄色・紫・赤などの鮮やかな色彩を
建築に大胆に取り入れており、鮮やかな壁や空間が特徴的です。

中庭にはジャカランダの木があります。

バラガンは、このジャカランダの木に惚れ込み、ヒラルディ邸の設計を受けたと言われています。
この木が無かったら、傑作と言われるヒラルディ邸は存在しなかったかもしれません。