未来への種まき

出展者の模型搬出や片付けが一段落し、二日間に渡って開催されたNAGOYA Archi Fes 2015 中部卒業設計展が終わりました。

二年目を迎えた我々NAFに発足時から課せられていたのは、
昨年度の盛り上がりを持続させ、NAFとしての地盤を強化しつつ、渡されたバトンを来年度へとつなぐこと
でした。

簡単に言ってしまえば、
「今年もいい感じにできて、来年もいい感じにできるように頑張ろう!」
なのですが…これがなかなか難しい。

その理由は、第一回中部卒業設計展のブックレットに収録されている次の文から察することができます。
(まだ読んでいない方は是非!今年度版も9月頃出版予定です!)

「——何年かごとに盛り上げたいというものが現れて、その一瞬は盛り上がって、現在の大学3年生は盛り上がっているのですが、次の年からそれが義務化された後輩たちが引き継いで廃れていくと思うんですよね。——」

この言葉をお借りすれば、今年度の実行委員会はまさに「義務化された後輩たち」第一号が集まったということになります。

一年だけの突発的なもので終わらせないために。今年度のNAFは、代表の判断の下で様々なことを変える判断をしました。

具体的には、
・卒業設計展以外のイベントに参加もしくは企画をすること
 連続レクチャーシリーズ(1,2,3)
 創造都市SAPPOROプロジェクト
 団体内WS
 他団体合同WS
 建築文化週間参加
 フリーペーパー制作…
・集大成である卒業設計展で、審査・演出方式をリニューアルさせ昨年とは違った卒業設計展をつくること。
です。

結果、新しく企画したイベントも卒業設計展も開催のたび賛否両論。(特に卒業設計展に関しては、最悪だからもうやめた方がいいとかSNSで書かれたりもしました。)

発足から日が浅く学生主導ゆえに未熟で、反省すべき点が多くまだまだ発展途上の団体、NAF。

ただ無理矢理視点を変えれば、こんな見方もできます。

日が浅いからこそ過去に囚われず、学生主導だからこそ変化に富み、その年特有の特徴が出来上がる団体、NAF。

今年度のNAFは、昨年度の先輩が残していった卒業設計展の引き継ぎと同時に、別イベントという将来への種を蒔きながら一年を過ごしました。
蒔かれた種の中から無事芽を出し3年目・4年目へと成長を続けるものもあれば、受け継がれた後輩たちの判断によって間引かれてしまうものもあるでしょう。

そういった中で、団体コンセプト「中部建築界の活性化」が来年はどのように形になるのか。
まだ誰にもわかりませんが、そこがまた面白い。
卒業設計展は終了しましたが、今後のNAFも気にかけていただけると嬉しいです。

いち委員長より、最後の挨拶でした。
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NAGOYA Archi Fes 2015 中部卒業設計展
広報委員会 委員長 位田健太